Androidアプリ開発初心者にとって、Android Studioはいろいろファイル(ソースコード)があって理解しにくい。
Android Studioを使用したアプリ開発には、どんなファイルがあって、それぞれの役割がどんなものなのか・・・。ざっくり理解しておくと、その後の開発が楽になるはず!
Android Studioの基本構成を自分なりにまとめてみた。あくまで、ざっくり理解のためだが、アプリ開発初心者にとっては参考になる情報だと思う。
1. Android Studioの基本構成
Android Studioのざっくり構成を上の図にまとめてみた。簡単なアプリでも上に挙げた種類のファイルを操作しなければならず、少しハードルが高い。
まず、Android Studioの構成は大きく分けて1.app 関連のファイルと2. Gradle Scripts関連のファイルに分かれる。
- app関連は、アプリに関する画面構成やソースコードなど全般的な情報が入っていると思えばよい。
- Gradle Scripts関連は、ビルド設定に関する情報が入っている。Gradleについては調べるほど、奥が深く複雑だ。ともかく、便利なプラグインを使用するためにバージョン情報などを書き込む場所だと考えておく。
2. appの構成
appの構成について、一つずつ概要を記しておく。
1-1: manifest : アプリの基本情報が記載されている。Activity(表示画面)を追加した場合は、ここに追記する必要がある。その他、いくつかのプラグインでパーミッションの設定を変えないと使用できないものがあるので、ここに記載する。
1-2-1: ktファイル: Kotlinの場合、拡張子はkt。アプリの動作を記述するいわゆるソースコードファイル。
1-3: res: アプリの画面構成に関するファイルはここにまとめられる。
drawableにはアプリに使用する画像を入れておく。
layoutは、アプリの画面構成を記述するxmlファイルが入っている。xml形式のソースコードで記述するが、Design Editorの機能で視覚的に画面構成をできる。
mipmapはアイコン画像を保存する場所。
valuesは画面構成で使用する文字列の定義、色やスタイルに関してxml形式で記述する。
3. Gradle Scriptsの構成
build.gradleというファイルがあるが、projectとModuleに分かれている。この違いが分かりにくいのだが、プロジェクト全体に適用する場合はproject、app個別に指定する場合はModuleに記述する。
とはいえ、プラグインによって書き方が指定されているので、個別にプラグインの使用方法に応じてそれぞれのファイルに記述する必要がある。
4.まとめ
Android Studioの基本構成をざっくりまとめてみた。もちろん、 Android Studio はもっと奥が深いものだろうし、他にも機能がたくさんある。
あくまで、アプリ開発の入り口でざっくりこんな構成なのか~、ぐらいの参考にしてもらえればありがたい。
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